日はまた昇る
鬼木達スペシャルインタビュー
巡り合わせ
この日は、奇しくも鬼木が在籍していた鹿島アントラーズとの試合が行われた。お世話になった2チームのスタッフや選手、サポーターに感謝と別れを告げられるということも悩みぬいた鬼木の背中を少しだけ押した。
「それは、本当によかったと思う。だから、決められたということもあったし。セレモニーがあったことでやめるんだなぁという実感も沸いてきたし、逆にそういう場がなかったら、やめられなかったかもしれない」
寂しさもあったけれど、うれしさも感じられたセレモニーだった。川崎のサポーターは「鬼木達は永遠に川崎の宝」と横断幕を掲げ、試合終了後も長い間鬼木を待っていてくれた鹿島のサポーターからは「17」番のユニホームを手渡された