[質疑応答]

Q.川崎を離れることになった。これまで支えてくれたファンに一言を

 大学までまったくの無名で、プロに入れるかどうか何の確証もなく、そんな自分を拾ってくれたフロンターレにまず感謝したいです。そしてそのフロンターレの中で競争を勝ち抜いてレギュラーを取ったわけですけど、等々力という会場で、川崎では家族と呼ばれていますけど、本当に熱い熱いサポーターの方々の後押しでたくさんの試合に勝ってきました。劣勢を跳ねのける力を与えてくれたのはサポーターだったと思うし、落ち込んだときも、チームがうまくいかなかったときも、そしてうまくいったときは、もちろんそれ以上に歓声を上げてくれるし、本当にフロンターレのサポーターに対して一番思うのは、ブーイングをしないということに関しては、僕は感謝の意を表したいです。やっぱりブーイングというのは、うまくいっていないときに何の我慢もしないで感情を表現することだと思うんですけど、そういうときに我慢して、チームが上昇気流に乗って調子が上がってきたときに、初めて選手たちはみんなそのときに我慢してくれたサポーターに対して、本当に感謝の気持ちを持つことになったし、それこそ本当にサポーターと選手とチームの一体感が生まれていたと思います。そういうふうに器の大きな、広い心で自分たちの調子が悪いときも受け入れてくれたことに感謝したいと思います。そういうサポーターの方のためにも、これから自分が活躍することによって恩返しをしたいと思います。

Q.現時点でドイツに渡る上での一番の不安な面は?

 言葉ですね、それが一番です。今回も行きましたけど。そんなに人見知りはしないんで、今回も行ってビール工場見学とかしてきたんで。初日からビール工場見学は緊張したんですけど、向こうの人は選手が困るくらいリラックスしていたって言われたんで。でも、やっぱり言葉が通じないと、通訳がいなくなったときはすごく不安です。

Q.それをどうやって改善していきますか?

 一日中勉強して、言葉を覚えることですね。覚えるのは好きですし、当面の不安はそれですね。長期的な不安ではありません。