ゲーム記録・速報
対戦内容
- ACL
- 2007シーズン
- 第2節
- vs.バンコク・ユニバーシティ
日時:2007年03月21日(水・祝)14:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場
2007 ACL 第2節 vs.バンコク・ユニバーシティ:開催データ | |||||
---|---|---|---|---|---|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
10,816人 | 晴、弱風 | 12.3℃ | 37% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
BORDALLO Micheael | MAIDINShamsul | TANG Yew Mun | GOH Gek Pheng Jeffrey | KASHIAPPAN K Kalimuthu | 大高 常勝 |
─ | ─ | 2007シーズン対戦記録 | |||
─ | ─ | 第2節(ホーム)/第6節(アウェイ) |
川崎フロンターレ[ホーム] | チーム | [アウェイ]バンコク・ユニバーシティ |
1 |
0 前半 1 |
1 |
関塚 隆 | 監督 | Subpherm Somchai |
3 > 4 | 勝点 | 1 > 2 |
オウンゴール 77分 |
得点者 |
07分 Domtaisong Suriya(スリヤ) |
選手名 | 番 号 |
シュート数 | ポジ ション |
シュート数 | 番 号 |
選手名 | ||||
45 | 90 | 計 | 計 | 90 | 45 | |||||
川島 永嗣 | 1 | 0 | 0 | 0 | GK | 0 | 0 | 0 | 1 | Koedpudsa Weera(ウィエラ) |
箕輪 義信 | 5 | 1 | 3 | 4 | DF | 0 | 0 | 0 | 6 | Kaewjoho Thanayut(タナユット) |
寺田 周平 | 13 | 1 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 7 | Boonyasejtha Polkrit(ポルクリット) | |
伊藤 宏樹 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 | Jarernsuk Jeera(ジェエラ) | |
井川 祐輔 | 4 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 28 | Phetphun Patiparn(パティパルン) | |
中村 憲剛 | 14 | 2 | 0 | 2 | MF | 0 | 0 | 0 | 8 | Na Tarue Tanapat(タナパット) |
河村 崇大 | 6 | 2 | 1 | 3 | 2 | 0 | 2 | 10 | Chipan Ramthep(タムテップ) | |
村上 和弘 | 26 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 11 | Siriwaen Kttisak(キッティサク) | ||
マギヌン | 11 | 2 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 15 | 深澤 仁博 | |
黒津 勝 | 7 | 1 | 1 | 2 | FW | 0 | 0 | 0 | 13 | Pancharoen Kraisorn(クライソーン) |
ジュニーニョ | 10 | 4 | 3 | 7 | 2 | 0 | 2 | 16 | Domtaisong Suriya(スリヤ) | |
GK/相澤 貴志 | 21 | SUB | 18 | GK/Lamsombat Manteeva(マンテーバ) | ||||||
DF/佐原 秀樹 | 3 | 2 | DF/DF/Soonki Sanit(サニト) | |||||||
MF/原田 拓 | 15 | 4 | DF/Chasang Kriangkrai(クリアンクライ) | |||||||
MF/飛弾 暁 | 18 | 5 | DF/Klinsukon Punnarat(プンナラット) | |||||||
MF/大橋 正博 | 24 | 24 | DF/Nontagate Rawin(ラウィン) | |||||||
GK/谷口 博之 | 29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | MF/Phichitchaiphotchanat Chatchai(チャチャイ) | |||
FW/我那覇 和樹 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | MF/Pornjamsai Pornpong(ポーンポン) | |||
FW/西山 貴永 | 12 | 27 | MF/Thongthuam Thada(タダ) | |||||||
FW/鄭 大世 | 16 | 1 | 1 | 9 | FW/Petvises Ekkaphan(エカパン) | |||||
/ | 2 | 2 | 17 | FW/Phon-Udom Nopphon(ノッポン) |
経過 | 番 号 |
得点選手 | 分 | 得点経過 | 分 | 得点選手 | 番 号 |
経過 |
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中央 10 〜 → 7 シュート 相手DF own goal |
─ | オウンゴール | 77 | 7 | Domtaisong Suriya(スリヤ) | 16 | 左 8 〜 中央 右 |
|
[得点経過の記号の意味]〜:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート |
OUT | → | IN | 分 | 交代選手 | 分 | IN | ← | OUT |
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6 河村 崇大 | → | 9 我那覇 和樹 | 64 | 45 | 17 Phon-Udom Nopphon(ノッポン) | ← | 11 Siriwaen Kttisak(キッティサク) | |
4 井川 祐輔 | → | 29 谷口 博之 | 73 | 72 | 20 Phichitchaiphotchanat Chatchai(チャチャイ) | ← | 13 Pancharoen Kraisorn(クライソーン) | |
11 マギヌン | → | 16 鄭 大世 | 85 | 83 | 25 Pornjamsai Pornpong(ポーンポン) | ← | 8 Na Tarue Tanapat(タナパット) |
|
|
|
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注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。 注2:*はハーフタイムなどのインターバル中、あるいはPK戦中を意味する。 |
- 警告理由
- C1=反スポーツ的行為 C2=ラフプレイ C3=異議 C4=繰り返しの違反 C5=遅延行為 C6=距離不足 C7=無許可入 C8=無許可去
- 退場理由
- S1=著しく不正なプレイ S2=乱暴行為 S3=つば吐き S4=得点機会阻止(手) S5=得点機会阻止(他) S6=侮辱 CS=警告2回
日 程 | 対戦 | 会 場 | キックオフ | 入場者数 | 結果 |
2007年 3月21日(水・祝) |
全南 vs マラン | 光陽 | 19:00 | ※ | 2 - 0 |
ACL一次予選の第2戦、バンコク・ユニバーシティとの一戦。リーグ突破を目指すフロンターレにとって、ホームゲーム3戦は落とすことができない。晴天の等々力陸上競技場。14:00キックオフ。
パスを回して相手の出方を伺うフロンターレ。だが1分、中盤でボール奪われ、バンコクにカウンターを浴びる。右サイドを崩されクロスが上がるが、こぼれ球を井川がゴール前でぎりぎりクリア。立ち上がりのピンチをしのぐ。フロンターレも反撃。2分、左サイドへのロングボールを黒津が受けて折り返し。ルーズボールを拾ったジュニーニョがミドルシュートを放つが、これはゴール右へと外れる。中盤から後ろを固めて、ボールを奪うと速い攻撃をかけるバンコク。6分、自陣でルーズボールを拾われ、タナバットからスルーパス。右に流れたFWスリヤがこのボールに走りこみ、中に切り返して左足を一閃。いきなりバンコクに先制点を許してしまう。(0-1) 先制ゴールを奪ったことで自分たちのペースで試合を進めるバンコク。リスクを冒さず、のらりくらりとしたリズムでフロンターレの攻撃をかわす。13分、連続コーナーキックのチャンスを得るが、いずれもフィニッシュまでにはつながらず。18分にもフリーキックのチャンスにマギヌンがカーブをかけたシュートを放つがGKがセーブ。さらに中村の直線的な軌道のコーナーキックに箕輪がヘッドで合わせるが、ゴール上へと外れる。19分、バンコクのカウンター。リスタートからのルーズボールを拾い、一気にフロンターレ陣内へ。しかし、ここは寺田がカバーリングに入りクリア。21分にはダイレクトで細かくつないでゴール前にオーバーラップしたフリーの河村へボールが渡るが、惜しくもオフサイドの判定。攻撃の形は作れるものの、あと一歩ゴールへ届かないフロンターレ。逆にバンコクが数少ないチャンスで決定機を作る。24分、カウンターからスリヤが抜け出し、DFをかわして至近距離からシュート。しかし、ここはGK川島の好セーブでピンチを逃れる。27分、フロンターレの攻撃。マギヌンからの右コーナーキックに黒津がゴール前でヘッドで流し、ジュニーニョが体ごとボールをゴールへと押し込むが、惜しくもハンドの判定。幻のゴールとなる。中盤のパス回しや攻撃の組み立てで小さなミスがやや目立つものの、徐々に本来のリズムを取り戻したフロンターレ。30分をすぎたあたりから攻勢をかける。34分、黒津のポストプレーに河村が走りこみ、狙い済ましてシュートを放つが、GKの好セーブに阻まれる。さらにマギヌンのコーナーキックにジュニーニョがファーサイドで頭で合わせるが、惜しくもポスト直撃。こぼれ球を河村が拾ってシュートを放つがDFにブロックされる。35分には箕輪の右サイドからクロスをゴール前で黒津が受けて右足でシュート。しかしタイミングが合わずにゴール上へと浮いてしまう。37分、中村のパスを受けたマギヌンが左にはたき、村上のクロスにマギヌンがヘディングシュートを放つが、これもゴール上へと外れてしまう。38分にはマギヌンのパスを受けたジュニーニョが低弾道のミドルシュートを放つが、ゴールわずか左へ外れる。ロスタイムにも怒濤のラッシュを見せるが、どうしてもゴールラインを割ることができないフロンターレ。試合を押し気味に進めながら手堅いバンコクの守備を崩しきれず、0-1で前半を折り返した。
川崎フロンターレ監督:関塚 隆
国際ゲームの感覚を早くつかめ。サイドを効果的に使って。強い気持ちをしっかり持って戦う。落ち着いてラストパス、フィニッシュの精度を上げて。
バンコク・ユニバーシティ監督:Subpherm Somchai
※公式発表なし
ハーフタイムのロッカールーム。「集中するんだ!自分を、みんなを信じて戦っていこう」とジュニーニョ。「まずは1点。落ちついてやっていこう!」と中村もチームメイトに声をかける。後半立ち上がりの46分、中村がインターセプトから相手陣内へと切れ込み、右サイドからの折り返しのこぼれ球に村上が走りこみミドルシュート。しかしタイミングが合わず大きく外れる。47分、寺田のオーバーラップから相手陣内へと押しこむが、フィニッシュまでつなげることができず。積極的に勝負をしかけてペナルティーエリア前までは攻めこむものの、ゴールが遠いフロンターレ。連続コーナーキックから河村、箕輪とヘディングシュートを放つが、GKにセーブされる。セットプレーでは高さに勝るフロンターレに分があるも、GKの好守もありなかなか得点できない。しかし57分、マギヌンの突破をファールで止めたラムテップが2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。フロンターレが数的優位な状況となる。62分、前線に枚数を置いて箕輪がアーリークロス。ファーサイドで河村がダイレクトでシュートを放つがタイミングが合わず。63分、河村に代えて我那覇を投入。寺田を中盤の底に据えた攻撃的な4-3-3の布陣へとチェンジ。65分、マギヌンのパスを受けた中村が最終ラインを抜け出し左サイドからシュートを放つがDFが戻ってブロック70分、我那覇を中継地点にパスを受けたマギドがドリブルをしかけてミドルシュート。しかし惜しくもゴール左へ外れる。バンコクも人数が少ないながらも勝負どころで反撃。71分、右サイド深沢がドリブルで勝負をしかけて最終ラインを突破。サイドチェンから途中交代で入ったノッポンが左サイドからシュート。しかし、ここはGK川島が好セーブを見せてピンチをしのぐ。73分、井川に代わり谷口がピッチへ。村上が右サイドへ回り、DF3枚が左へスライド。中盤は中村、谷口、寺田の逆三角形、前線に我那覇、右にジュニーニョ、左に黒津を置いた3トップで勝負をかける。75分、ハイボールに我那覇がせり勝ち、谷口からボールを受けたジュニーニョがゴール前に飛び込むが、GKの飛び出しでシュートを打てず。しかし迎えた76分、自陣から速攻。中盤で引いてボールを受けた我那覇を経由してジュニーニョがスルーパス。このボールに走り込んだ黒津が左サイドからシュート。これがDFに当たりオウンゴールとなり、フロンターレがようやく同点に追いつく。(1-1) ここからはフロンターレが猛攻をしかけ、バンコクが時間を使いながらスローなリズムで逃げる試合展開。手堅く守りながら、マイボールになるとゆっくりとボールを回し、体を入れてファールをもらいにくるバンコク。86分にはマギヌンに代えてテセを入れパワープレーを試みるが、時計がひんぱんに止まり攻撃のリズムを作り出すことができない。結局、試合は1-1のままタイムアップ。
試合を優勢に進めながら立ち上がりの先制点が大きく響き、同点に追いつくのが精一杯。バンコクのしたたかなアウェイでの戦術にはまってしまった。これが国際試合の難しさか。しかし勝点1をプラスしたと前向きにとらえて次に向かうしかない。4月の韓国・全南ドラゴンズとのホーム&アウェイの2試合が1次リーグ突破に向けての第一の難関だ。
バンコク・ユニバーシティ監督:
Subpherm Somchai
今日の試合は楽しくて良かったと思います。今回のフロンターレさんのゲームの守りも良くできていて、こちらの方も点数が先に取れたんですが、その後に相手もかなり頑張ってきて特に後半は10人で戦ったので、それで少し不利にはなったんですが、効率も悪くなって、でもチームの選手たちがよく頑張ったと思います。今回のこういう結果については、お互いに頑張ったと思います。フロンターレさんに拍手を送りたいと思います。特に後半の方はよく頑張ったと思います。今後また試合がありますので、一生懸命頑張っていい試合をやりたいと思っています。ありがとうございます。 ── 今日の試合はモチベーション高く戦っていたと思ったんですがどんな心境だったんでしょうか? もともとどちらかというと不利という気持ちがあって、ですのでその分準備をよくしなければならないという事でした。ほとんど守りしかできないだろうと最初から思っていたんですが、すこし攻める機会があって希望どおりに勝点1を取れたと思っています。ですのでその結果としては1点でよかったと思います。 ── 今日は非常に守備ができていたと思いますが、これは普段からやられていることなのか、それとも国内でやっているやり方をやったのか、相手を研究してやったのか教えてください。 そもそも日本のサッカーの水準が高いので、そういう意味では我々はいろいろこの試合のために研究する必要がありました。そのために3本ほどのビデオテープを入手して研究しました。特に今回はアウェイという事で守りが増えるでしょう、という事で一応研究しました。[総評]
[質疑応答]
── 試合を振り返って
試合の入り方が良くなかった。もっとリスクを冒さずに戦う必要があったと思う。引いたチームを相手にするのは難しいが、崩す方法はいくらでもあるので。相手のGKの守備範囲が広いと聞いていたが、実際に対戦してみて予想以上だった。力の差はあると思うが、試合はふたを開けてみないとわからないところがある。サッカーは何が起こるかわからない、それを象徴するような試合になってしまった。やっぱり先制点が大きかったと思う。警戒していた形でやられてしまった。先制されて相手を勢いづかせる結果になり、アウェイの戦いをやられてしまった。相手はタイ人独特の早さがあった。小柄ということもあってか相当早かったし難しかった。最後は守備を固められたのを崩すというよりはパワープレー。ミノさんも周平さんも上がっていたので、そこに合わせられれば良かったが。選手の間を空けさせたり、相手を引き出したりという事をかけ引きでやれれば良かった。その引き出す動きが足りなかった。監督からは前に張るんじゃなく、サイドに流れてボールを落ち着かせるように言われていた。1点を返すまでが長かった。前半のチャンスでシュートを外してしまった。それがすべて。
── 試合を振り返って
相手は蹴ってくるだけかと思ったがしっかりボールも回していた。相手が引いたなかでどう崩すかという部分で課題が残った。国際試合ではこういうこともあるということ。バンコクが10人になって守ってきてパワープレーになったとき、チーム全体の方向性がはっきりしていなかったと思う。キレイに崩そうとし過ぎてなかなかうまくいかなかった。追加点を取れずに本当に残念。アウェイで勝って勝点3を取ることが大事。まだ下を向く必要はない。今日みたいな相手でも結果を残さなければ。
── 試合を振り返って
チャンスはたくさん作った。でも今日足りなかったのはフィニッシュの精度。悪すぎた。早い時間で先制されズルズルといってしまった。今日は点を入れることができず、オウンゴールのおかげで同点になった。ただ、サッカーというのはそういう日もある。切り替えて次の試合に臨んでいくしかない。この結果で落ち込む必要はないし、落ち込んでいる場合ではない。絶対に頭を下げるべきではないとみんなと話し合った。まだ4試合ある。戦いは長い。1位を目指して1つ1つ戦っていくだけ。サポーターの皆さんには1万人も来てもらったにも関わらず、今日は申し訳なかった。みんなが最後まで勝利を願って応援してくれて嬉しかったし、ありがたかった。これからもその応援が必要になってくる。我々とサポーターの力をあわせて一緒に戦っていきたいと思う。
── 試合を振り返って
サポーターの皆さんに勝利をプレゼントできなくて残念。本当に申し訳ない。今日は努力が足りなかったと思う。もちろん努力はしたが、もっともっともっと集中して最初から試合に入って、強い気持ちでやらないといけないということ。これで終われない。やるしかないと思う。
── 試合を振り返って
勝点1を取ったというより勝点2を失ったことが大きい。相手の情報が少ないので出方を伺った部分はあったが、受けに回ったわけではない。相手の勢いにやられてしまった。簡単にはいかないと思っていたが。相手が10人になってからはワントップになったので、後ろの3人で話し合って僕がひとつ前に上がることにした。やはり楽な試合はひとつもない。残り4試合あるので頑張りたい。より厳しい戦いが待っていると思うが、今日の引き分けをいい教訓にしたいと思う。残り4つ、全部勝てるようにしたい。ブーイングは当然のこと。素直に受け止めている。普段はめったにないことなので、それだけ申し訳ない試合をしたと思っている。
── 試合を振り返って
ホームで勝点3を取れず申し訳ない。全南との2連戦で2試合とも勝点3点を取っていかないと。今日は前から行こうと話はしていました。フィニッシュの問題。崩しはできていた。課題は最後の精度のところ。ベタ引きでやられたが、その中でも崩せたのは収穫。最後のところを修正して次に臨めればと思う。
── 試合を振り返って
もっと時間が欲しいというのが正直なところだったが、自分のような立場は与えられた時間で結果を出さなければいけない。自分が出る前からもそうだったが、決めるべきところを決めなければ。これはどんなレベルの試合でもそうだと思う。ワールドカップの決勝でも、小学生の大会でも決めなくてはいけないところで決めないと足元をすくわれる。早い段階で失点して、いつもだったら普通に入っているところが、雰囲気であったり、流れだったり、気持ちの問題とかで入らない奪うことができないシーンが今日は多かった。そんな中でも自分は途中から、決めなくてはいけない選手として入って、シュート1本、特にボールを触れずという状況。チームに貢献したとは決していけない。とても悔しい。
── 試合を振り返って
国際試合の難しさを感じた試合になった。前半は中央からの攻撃にこだわりすぎたと思う。中が堅いのでボールを外に持ち出していかないと。時間がたつにつれてリズムが作れていたので、そこで1本決めることができればチームに勢いが出たんだが。ホームで失点しちゃいけないし、決定的なチャンスもあった。勝点1は満足できる結果じゃない。Jリーグのホームゲームとは意味合いが違う。もったいないという気持ちが強い。
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現在の試合状況:
試合終了
更新:07/11/30 00:11
前節終了時の累積警告
1枚 13/寺田 周平
今節の出場停止
なし
[総評]
結果に対しては非常に残念です。ぜひ勝点3を取りたいという試合だったんですが、やはり初めて戦う相手に対しての入り方。それからチーム全体としての個々それぞれの特徴。そしてチーム全体としての戦術的な部分。そういうところで立ち上がりにボールは回せましたが、やはりボールの失い方が悪く3度目に失点につながってしまった。この辺の入り方が悪かったと思います。その後、前半の残り20分くらいはリズムよく本来の形を作れたのかなと。ただ、やはりゴール、ネットが遠かったという試合でした。まあ、予選はまだ残り4試合ありますのでぜひ、一戦一戦、またしっかりと戦っていきたいと思います。
[質疑応答]
── 今日の試合は油断があったのかということ、今後のACLに向けて教訓があれば。
油断は考えていません。しっかりと戦うと。ただ、やはりまだ国際経験が少ないということです。先日はアレマとやりましたが、どうしても足元に入れてそれを奪われるという形が立ち上がりに多くて、もう少しボールを受ける角度とか背後を狙うところとか、その辺の入り方を厳しく言っていたんですが、どうしても感覚的に付くまでに時間がかかったのかなと。そこがスムーズに入ることで本来の形になるんですが、そこをもっと突き詰めて。ましてやホームでしたから、ピッチも自分たちのやり慣れている、という入り方をしたのかなという事はありますが、ただ、やはりあれだけゴールに近づいた数を考えれば、しっかりと戦った。ただ、バンコク・ユニバーシティさんの最後の頑張りというところもありますし、我々もそこをこじ開けるに至らなかったという試合でした。そこは謙虚にもっとしっかりと精進していかなければと思います。あとはACLに対して、このホームの3試合は大事だと話をしたんですが、勝点1という事になったので、また次に一戦一戦勝点3を取っていかないといけない試合が続くという考えでしっかりとやっていきたいと思います。
── 事前のスカウティングと実際にピッチで戦ってみた違いはありましたか?
この前の我々がアレマとやった時にやっていた全南とバンコク・ユニバーシティとの試合を実際に見に行ってもらって、それを基本に考えてましたが、まあ考えていた通りの相手の形だったと僕自身は思います。非常にGKの守備範囲。そして反応のよさ。この辺は素晴らしいGKだったかなと思います。あとはよく当たってたのか、というところもありますが、我々がこじ開けられなかったところがありました。
── 後半の立ち上がりからサイドからのボールでチャンスを作っていたんですが、それは前半の戦いからそう指示されたんでしょうか?
高さの面で前半にヘディングでチャンスが3度ですかね。あったので、そういう意味でサイドを起点に作る事が大事だと指示はしました。ただ、それ一辺倒になるのは危険なので、それを入れて、という話はしました。