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対戦内容

  • Jリーグディビジョン 1
  • 2011シーズン
  • 第28節
  • vs.ヴァンフォーレ甲府

アウェイゲーム

日時:2011年10月01日(土)13:04キックオフ 会場:山梨中銀スタジアム

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この試合の開催データ

2011 Jリーグディビジョン 1 第28節 vs.ヴァンフォーレ甲府:開催データ
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
11,377人 晴のち曇、弱風 23.2℃ 38% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
臼井 郁夫 村上 伸次 相樂 亨 唐紙 学志 岡野 宇広 長谷部 由紀
過去の対戦成績(J1) 過去の対戦成績(J2) 2011シーズン対戦記録
2勝2分1敗/8得点5失点 13勝4分3敗/40得点22失点 第14節(ホーム)/第28節(アウェイ)

ゲーム公式記録

川崎フロンターレ[アウェイ] チーム [ホーム]ヴァンフォーレ甲府
1

1 前半 0
0 後半 0

0
相馬 直樹 監督 佐久間 悟
34 > 37 勝点 27 > 27

小林 悠 25分

得点
選手/時間

選手名
シュート数 ポジ
ション
シュート数
選手名
45909045
杉山 力裕 28000 GK 000 21 荒谷 弘樹
實藤 友紀 15000 DF 0006 吉田 豊
井川 祐輔 4000 1015 ダニエル
伊藤 宏樹 2000 0003 冨田 大介
田中 雄大 240 0 10113 内山 俊彦
田坂 祐介 6112 MF 0004 山本 英臣
柴崎 晃誠 19000 11028 井澤 惇
中村 憲剛 14000 11018 柏 好文
山瀬 功治 13101 41310 パウリーニョ
ジュニーニョ 10011 FW 110 20 片桐 淳至
小林 悠 11112 422 14 ハーフナー マイク
 
GK/相澤 貴志 1     0 SUB 0     1 GK/荻 晃太
DF/薗田 淳 5     0 0     17 DF/津田 琢磨
DF/小宮山 尊信 8   0 0 1 1   25 DF/市川 大祐
MF/大島 僚太 30     0 1 1   8 MF/養父 雄仁
MF/楠神 順平 16   1 1 0     27 MF/伊東 輝悦
MF/登里 享平 23     0 1 1   11 FW/ダヴィ
FW/矢島 卓郎 9   1 1 0     16 FW/松橋 優
経過
得点選手 得点経過 得点選手
経過

中央 13 ~ → 6 → 11 右足S

11 小林 悠 25

[得点経過の記号の意味]〜:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

OUT IN 交代選手 IN OUT
24 田中 雄大 8 小宮山 尊信 46 62 25 市川 大祐 13 内山 俊彦
13 山瀬 功治 16 楠神 順平 61 63 11 ダヴィ 18 柏 好文
11 小林 悠 9 矢島 卓郎 76 79 8 養父 雄仁 28 井澤 惇
警告・退場
選手名/理由
C2 6 田坂 祐介 58
C4 4 井川 祐輔 62
  
  
  
  
45 90 データ 90 45
3 5 8 シュート 16 9 7
8 5 13 GK 7 3 4
2 5 7 CK 7 3 4
4 6 10 直接FK 15 9 6
1 0 1 間接FK 3 3 0
1 0 1 オフサイド 3 3 0
0 0 0 PK 0 0 0
警告・退場
選手名/理由
44 C2 13 内山 俊彦
54 C1 5 ダニエル
85 C2 20 片桐 淳至
  
  
  

注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。
注2:*はハーフタイムなどのインターバル中、あるいはPK戦中を意味する。

警告理由
C1 = 反スポーツ的行為 C2 = ラフプレイ C3 = 異議 C4 = 繰り返しの違反 C5 = 遅延行為  C6 = 距離不足
C7 = 無許可入 C8 = 無許可去
退場理由
S1 = 著しく不正なプレイ S2 = 乱暴行為 S3 = つば吐き S4 = 得点機会阻止(手) S5 = 得点機会阻止(他)
S6 = 侮辱 CS = 警告2回

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他会場の開催結果

2011 Jリーグディビジョン 1 / 第28節 >利用規約をご確認ください

日 程 対戦 会 場 キックオフ 入場者数 結果
2011年
10月1日(土)
山形 vs 磐田 NDスタ 13:00 7,475 1 - 1
広島 vs 神戸 広島ビ 13:30 12,706 1 - 0
新潟 vs 横浜FM 東北電ス 15:00 24,439 4 - 2
大宮 vs 福岡 NACK 16:00 7,214 0 - 2
2011年
10月2日(日)
鹿島 vs 柏 カシマ 14:00 21,466 0 - 1
仙台 vs C大阪 ユアスタ 15:00 16,407 2 - 1
清水 vs 名古屋 アウスタ 15:00 20,181 2 - 0
G大阪 vs 浦和 万博 17:00 20,053 1 - 0

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ゲームレポート

第28節アウェイ甲府戦。甲府との勝点差は7。これ以上、詰められるわけにはいかない。中2日の連戦、さらにデイゲームと不利な条件が重なっているが、勝利にこだわった戦いで結果を勝ち取りたい。晴天の山梨中銀スタジアム。13:04キックオフ。

前半[0分>45分]

フロンターレのスターティングメンバーは、ジュニーニョと小林の2トップ、中盤右に田坂、左に山瀬、中村と柴崎のダブルボランチ、田中雄-伊藤-井川-實藤の最終ライン、GK杉山。立ち上がり1分、フロンターレの攻撃。中盤でダイレクトでパスをつなぎ、柴崎が裏のスペースにボールを送るが、これは惜しくも小林には通らず。2分、甲府の攻撃。裏のスペースへのロングボールには井川が対応。3分、フロンターレの攻撃。中村からボールを受けた田坂がミドルシュートを放つが、これはうまくミートせず。7分、甲府の攻撃。縦パスを受けたパウリーニョにミドルシュートを打たれるが、このボールはゴール右に外れる。8分、フロンターレの攻撃。左サイドからジュニーニョがドリブルをしかけるがDFに止められる。11分、甲府の攻撃。中盤でボールをつながれ吉田に右サイドからアーリークロスを入れられるが、このボールは井川がクリア。12分、右コーナーキックの場面。片桐のボールをニアですらされるが、流れたボールは伊藤がクリア。13分、中盤でボールを奪われ攻勢をかけられるが、ここは守備陣がしのぐ。15分、中盤でボールを奪われショートカウンターを浴びるが、柏のクロスは伊藤が戻って対応。16分、クリアボールを拾われ前線のハーフナーにボールが渡るが、シュートは枠を外れる。18分、フロンターレの攻撃。伊藤の裏へのロングボールにジュニーニョが走り込むが、ここはDFにカバーされる。19分、甲府の攻撃。中盤でボールを奪い返され左サイドからクロスを入れられるが、中村がブロックし守備陣がクリア。20分、甲府の攻撃。中盤から裏に出たルーズボールをパウリーニョに狙われ、左サイドからシュートに持ち込まれるが、ボールはゴール右に外れる。危ない場面だった。22分、フロンターレの攻撃。ペナルティーエリア左からのフリーキック。中村が戻したボールを田坂が狙うが、シュートは惜しくもミートせず。

22分、甲府の攻撃。直後にカウンターを狙われるが、パウリーニョへのパスは中村がカット。23分、ハーフナーへのロングボールの落としは、柴崎が戻ってクリア。迎えた25分、相手の一瞬のスキを突き、中央バイタルエリアからパスがきれいにつながり、田坂のラストパスをフリーの小林が落ち着いて決め、フロンターレのが先制点を挙げる。(1-0) 28分、甲府の攻撃。パウリーニョとのワンツーからハーフナーに抜け出されるが、雄大が絞ってGKへバックパス。31分、中盤で連続してボールを奪われショートカウンターを浴びるが、パウリーニョのシュートはGK杉山がファインセーブ。こぼれ球も守備陣がゴール前ぎりぎりのところでしのぐ。34分、ボールをつながれ左サイドの片桐からクロスが入るが、GK杉山が飛び出しハーフナーのファールを誘う。35分、パウリーニョの左サイドからのドリブルには井川が対応。36分、左サイドからのフリーキックの場面。片桐からのボールに内山が飛び込み決定的なシーンを作られるが、至近距離からのシュートはGK杉山の好セーブでしのぐ。39分、フロンターレの攻撃。ボールをつないで右サイド實藤がクロスを入れるが、このボールはDFに当たってラインを割る。40分、フロンターレの攻撃。田坂の右コーナーキックのクリアを拾った柴崎がミドルシュートを狙うが、これはうまくミートせず。41分、甲府の攻撃。一瞬のスキを突かれてハーフナーに裏のスペースに抜け出されるが、ループシュートは大きく枠を外れる。危ない場面だった。43分、フロンターレの攻撃。甲府に押し込まれるが自陣で柴崎がインターセプト。中村がスルーパスを狙うがジュニーニョには通らず。44分、カウンターから山瀬がゴール前に迫るが、ミドルシュートはGKにキャッチされる。ホームで勢いよく勝負に出てくる甲府に押される展開が続くが、ディフェンス陣が粘り強く守り、小林がワンチャンスをものにしてフロンターレが先制。その後も甲府に危ない場面を作られるが、どうにかしのぎ1-0のリードで前半を折り返した。

ハーフタイムコメント

川崎フロンターレ:相馬 直樹 監督

奪った後のボールを大事に。コンパクトな陣形を保って。立ち上がりから集中してゲームに入ろう。


ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟 監督

攻撃はシュート・クロスで必ず終えること。ミスを恐れないで次の1点を取りに行こう。立ち上がりから集中してゲームに入ろう。

後半[45分>90分]

後半スタートから田中雄から小宮山がひさびさに登場。46分、甲府の攻撃。ハーフナーへのロングボールは伊藤が競り合い、實藤がクリア。46分、井澤の右サイドからの折り返しを柏にミドルシュートに持ち込まれるが、ここは井川が体を張ってブロック。47分、ロングボールをハーフナーが競り合い、こぼれ球に井澤が走り込むがGK杉山がキャッチ。48分、セカンドボールを拾われダニエルにミドルシュートを打たれるが、中村がブロック。51分、ボールをつながれ内山の左サイドからのアーリークロスを柏にヘッドで合わされるが、シュートはゴール右に外れる。危ない場面だった。53分、フロンターレの攻撃。左コーナーキックの場面。田坂のボールはクリアされる。セカンドボールを拾ってジュニーニョが左サイドからクロスを入れるが、このボールもDFにクリアされる。53分、甲府の攻撃。直後にカウンターを浴びてゴール前にボールを運ばれるが、守備陣が体を張ってしのぐ。55分、フロンターレの攻撃。ペナルティーエリア左前からのフリーキックの場面。田坂のシュートは壁に当たって外れる。56分、ショートコーナーから中村がクロスを入れるが、ボールはクロスバーに当たって外れる。56分、甲府の攻撃。ダニエルからのボールを片桐に戻され、ハーフナーに落とされるがGK杉山がキャッチ。57分、フロンターレの攻撃。甲府の攻勢をしのいで反撃。相手陣内でボールを奪い返して實藤が右サイドから鋭いクロスを入れるが、小林は惜しくもミートできず。59分、左サイドから小宮山が長い距離をドリブル。スルーパスに抜け出したジュニーニョが角度のないところからシュート性のボールを入れるがゴール前を通過。60分、甲府の攻撃。ハーフナーとのワンツーからパウリーニョに抜け出され折り返しをハーフナーに合わせられるが、シュートはゴール右に外れる。危ない場面だった。60分、山瀬に代えて楠神がピッチへ。62分、甲府も2枚同時交代でゴールを奪いにかかる。

63分、甲府の攻撃。ペナルティーエリア左からのフリーキック。片桐のボールをハーフナーにヘッドで合わせられるが、DFが体をつけてシュートはゴール右に外れる。64分、フロンターレの攻撃。右サイド實藤の上がりからボールがつながり、田坂のアーリークロスをゴール前で小林が合わせるが、シュートは惜しくもゴール左に外れる。66分、甲府の攻撃。押し込まれてゴール前にボールを入れられるが、ここは守備陣がしのぐ。70分、フロンターレの攻撃。中盤でボールを奪って田坂からボールを受けたジュニーニョ、さらに楠神と連続シュートを放つがブロックされる。75分、フロンターレの攻撃。カウンターの撃ち合いとなり、左サイドから抜け出した小林の折り返しをジュニーニョが狙うが、シュートは惜しくもDFにブロックされる。77分、甲府の攻撃。裏に抜けたボールの追いかけ合いからパウリーニョにボールを奪われ、戻しを片桐に狙われるがシュートはDFがブロック。78分、フロンターレの攻撃。矢島が左サイドからドリブル突破。深い位置からそのままシュートを狙うが、これは枠を外れる。78分、甲府の攻撃。ボールをつながれダヴィにシュートを打たれるがGK杉山がキャッチ。80分、養父のロングシュートもGK杉山がキャッチ。81分、フロンターレの攻撃。左サイドから崩しをかけて小宮山がクロスを入れるが、ゴール前でクリアされる。82分、甲府の攻撃。養父のスルーパスに抜け出した吉田に左サイドから折り返しを入れられるが、このボールはGK杉山ががっちりキャッチ。84分、フロンターレの攻撃。楠神がドリブルで強引にエリア内に入り込むがDFに挟み込まれる。87分、甲府の攻撃。速いリスタートからパウリーニョに至近距離から決定的なシュートを打たれるが、GK杉山のビッグセーブでしのぐ。88分、セカンドボールを拾った市川にミドルシュートを打たれるが、GK杉山ががっちりキャッチ。ロスタイム3分。甲府に圧力をかけられるがチームディフェンスでしのぎ、1-0でタイムアップ。

後半も甲府に押し込まれる時間帯が続いたが、GK杉山の好セーブもあり、耐えて守りながらカウンターで応戦。1点を守りきってアウェイゲームでの連勝を果たした。

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試合終了後 監督コメント

hc

[総評]

今日のゲームはアウェイ、そして夏が空けて初めてのデイゲームという事、そして相手は中6日、中2日というゲームの中で、割り切った戦いをして、よく選手たちはその狙い通りに勝ちをもぎ取ってくれたと思っています。選手たちが相手より走るのがきつい状態があったのは分かっていたのですが、最後まで走って、体を張ってというのが出来たのは、ホントに遠い川崎からこれだけたくさんのサポーターが来てくださって、後押しをしてくださったエネルギーだったと思っています。ホントに感謝ですし、今日の帰りも車で来られたのではないかなと思いますが、笑顔で帰っていただけるのではないかなと思います。

[質疑応答]
── 苦しい試合だったと思いますが、監督は狙い通りと話をされました。狙いとは?
最初に狙い通りということと、割り切ったという言葉も使わせていただきましたが、今日は相手よりもうちのほうが運動量を上回るというのは難しいであろうという中で、でもその中でどうやって勝つかということで、たとえ守備の時間が長くなろうとも、しっかりと守ってそこからカウンターというところ を選手たちに徹底してプレーしてもらいました。その中で一つとれて、もうすこしカウンターの中でとりたかったのですが、守備の方もよくしっかりと守り切ってくれたかなと思います。

ヴァンフォーレ甲府 監督
佐久間 悟

[総評]

ホームゲームにたくさんの皆さんに来ていただいて、勝点3を取れず、ホントに僕自身悔しいというか、久しぶりに負けたことに対する悔しさというものがホントに滲み出る試合だったかなと思っています。試合に関してはフロンターレはナビスコがありましたから、まず一つは我々にしてみればコンディションのアドバンテージがあるなということは考えていました。ナビスコの試合あるいは前節の試合を観たりすると、非常にフロンターレはコレクティブな集団であり、なおかつ相馬監督がおやりになっているアグレッシブなサッカーというものを選手が具現化しているというところが見受けられたので、まあこのチームはやろうとしていることは素晴らしい。だけどもそれが一瞬続かなかったり、ちょっとした判断ミスによってなかなか結果が出ていなかったのかなと思いましたので、選手にはガンバよりもこのチームははるかに強いと、アプローチのスピードも早いし、そんな簡単にミスもしないし、規律正しく動いているし、今日の試合は非常に難しくなるという話をしてスタートしました。ただセンターバック、クロスに対する不安定さがあったので、そこのところで我々もなんとか点を奪って試合を優位に進めたいかなと思いましたけど、前半、あのような形で残念なミスがあって、カウンターのトレーニングをしていましたが、相手の攻撃のスピードを吸収する間もなく、オーガニゼーションを構築する暇もなく決着をつけられてしまったので、そこはフロンターレの選手達のゴールに向かう早さとフィジカル的な強さというものを改めて痛感させられたと思っています。ただ、私が一番心配したのはチームの中で一番信頼している山本が仙台戦に続いて同じような形でミスをして点を取られたので、チームに及ぼす精神的な影響というのがこの試合の中で尾を引かなければよいなと考えていましたので、ハーフタイムではもう一度、彼を使っているのは僕が使っているということ、それから積極的ボールを繋げというのは僕が意図的にやっていることで、責任は僕にあるということをチーム全体に伝えて、もう一度、ここから這い上がってビハインドを同点にし、そして逆転にすると。それがチームとして真価を問われることだというようなことを言って臨みました。後半に関しては、うちもリスクマネージメントをしながら攻撃をしたので、向こうにも非常にチャンスがあってオープンなゲームになったと思いますけど、最終的は交代で入ったダヴィ。これはベンチの中でいろいろとディスカッションをして私が決めましたけど、あまり効果的なプレーをしてくれなかったなということで、選手が代わったのですが効果的なプレーが出来ず、そしてクロスボールもなかなか上がらずということで、サイドはフロンターレに脅威を与えることが出来なかったと私自身は反省しているというか、残念に思っているところです。いずれにしても負けは負けでホントに悔しいですけど受け入れざるを得ないし、受入れなければいけないし、次の6試合に向けて全力を尽くしていきたいと思います。私からは以上です。

[質疑応答]
── 1点ビハインドの後半に勝つには2点取らなければいけないのですが、選手達からどうしても2点取って勝つんだという気持ちの面で強いものが伝わってこなかったのですが、体力的にも向こうがハンデがある中で気持ちをもっていたのはフロンターレだったという印象が非常に強かったのですが。
まあそう見えたのかもしれませんが、私自身は逆にそうは思っていなくて、1-0で負けているゲームというのはエネルギーを使いたいということはあると。ただあまり前がかりになりすぎてしまうと、2点を取られてゲームが終わってしまうということがあるので、まず我々は残りのリーグ戦6試合もある。 勝点をとりたい。それからこの試合はイエローカードの問題であったり、怪我の問題があるので、そういうことで言うと、マネージメントしながら同点に追いつく作業をまずはするというようなことをしたので、そこは選手が私の言う事をよくやってくれたのかなと思います。
── 今日、井澤選手が前半、いい形でボールをもって前を向けなかったと思うのですが、フロンターレにうまくやられたなというところはどんなところでしょうか?
井澤君のところは確かにボールを失っているシーンというのは私の中でも、今日はパフォーマンスが良くないなというところはありましたけど、フロンターレというよりは、井澤君がボールコントロールをする時に自分の支配下にボールを置くことがなかなか出来ないような状態が続いていたので、それは向こうも井澤君のところにプレッシャーは来ていたと思いますが、彼の技術的な問題というのが、私の中ではベンチの中でも今日はボールがなかなか落ち着かないなという話をしていましたので、そこの部分かなと。でも逆にその分、両サイドのところが非常にサイドハーフとうちのサイドバックがマッチアップできる状態だったので、柏だったりパウリーニョだったりというところが非常に目立っていたのかなと思います。
── 無得点というのが広島戦以来だったと思いますが、そこは悲観はしていますか?
先ほどもフラッシュインタビューでその質問がありましたけど、ここでハーフナーマイクが14点、パウリーニョが8~9点とっている中で、他の選手の精度を上げるということは重要だと思いますが、選手の技術的なところというのは、一日にして大きく改善するという事はないと思うので、まあ今日はたまたまそういう日ではなかったのかなということで自分を納得せざるを得ないし、とはいえもう一度、フィニッシュのトレーニングというのは当然やる必要があるとは思っています。
── ダヴィと一緒に市川さんを入れましたが、市川さんからクロスが上がった場面が無かったかなと思うのですが、佐久間さんの中では二人を入れてどういうふうな戦術にしようと思われたのですか?
それはベンチからもずっと指示していましたし、市川の方からクロスボールをあげてということで彼を入れたのですが、ただそれは先ほどの質問にもあったように、少しうまく守られたかなというのが。なかなか高い位置まで角度をつけて入れたい。それから深い位置からクロスを入れてもあまり効果的ではないので、なかなか高い位置まで市川が上がれなかったなと。養父を入れて、中での構成力を高めて上げたんですけども、彼もあまり僕からしてみると攻撃的なプレーじゃなかったかなと思っています。
── チャンスの多かった試合なのですが、勝てなかったことをどう整理していますか?
非常に難しい質問ですが一つは選手の精度と言ってしまえばそれまでなんですけど、やっぱりフィニッシュの状態になった時に、ちょっと焦りというか完全な状態でしっかり止まってシュートを打ててないなと。マイクがフリーで後半打ったシュートなんかもそうなんですが、上体が少し倒れている状態でも立て直してからシュートを打つというよりは、とにかくゴールが空いているので打ってしまえという感じだったのかなと。やっぱりビハインド、いま置かれている 状況によって少し選手たちの中でもシュートを打つ瞬間にスピードを落としたり。冷静に打つというような精神的なものが少し欠けていたのかなということが あったのかもしれません。だけどもゴールキーパーのポジショニングが良かったり、フロンターレは最後までなかなかあきらめずに体を張ってきたりというような、フロンターレの粘りというのも十分考えられる要素だと思います。
── 前の試合までに2連勝して、降格圏脱出も見えていた中で、こうした結果になってしまいましたが、その影響については今後、どう考えていますか?
今日の試合前にも選手に話しました。まずフロンターレの今の成績が良いとか悪いとかということは忘れろということ。そしてフロンターレは非常に強いということ。我々にとって今日一番重要だったことは連勝しているという事をまず忘れるという事、で僕が監督に就任してから13試合だったと思いますが、毎試合毎試合、この1試合をトーナメントとして戦おうと。毎日毎試合が決勝戦、あるいは準決勝、決勝と。負けたら後ろがないんだと。そういうような気持ちで試合に臨もうと、戦おうと私自身思っていますし、選手もそう思ってくれていると思っているので、これによって連勝が止まったとかというのは私自身は 思っていないです。

試合終了後 川崎選手コメント

川崎フロンターレ:伊藤 宏樹

── 試合を振り返って
今日は連戦ということでリスクを負わずに戦うという試合になった。少しラインが下がるが、パワーを使いわけられるというところはある。ただセットプレーで危ない場面があって、そこでリキが全部止めてくれた。アウェイゲームでもあるし、粘り強く戦って結果を取ることが大事。チーム全体で勝点3を取ることができた。

川崎フロンターレ:井川 祐輔

── 試合を振り返って
とりあえず結果が出てよかった。アウェイにもかかわらずたくさんのサポーターが来てくれたし、絶対に負けられない試合だった。怪我人や出場停止がいて体力的にも連戦ということで、山形戦と似たシチュエーションになった。状況的に相手の方が無理して攻めなければいけなかったので、こちらとしてはしっかり守ってカウンターというやり方を通すことができた。連敗したことを教訓に生かし、怪我人や出場停止などの状況に応じた戦術や戦い方ができたのはよかった。

川崎フロンターレ:田坂 祐介

── 試合を振り返って
日程的にも厳しいということで、この前の山形戦と同じで、ある程度引いてボールを奪うことを徹底させた。チャンスでいえばそれほど変わらないと思うが、そこで決めるか決めないかがスコアに出た試合だと思う。勝利という結果を取れたことが大きい。今日のやり方であれば、前にいくときにパワーを使えるということはある。自信をつかんできている部分もあるし、守備陣がゼロで踏ん張ってくれた。あとは攻撃陣がもっと点を取って楽なゲームにしていかないと。

川崎フロンターレ:小宮山 尊信

── 試合を振り返って
休んでいた時、そこでみんなが苦しんでいたのを近くで見ていて何もできない自分が悔しかった。あの場面で出た状況は難しかったが、その分、絶対にゼロで抑えてやろうという、その気持ちだけでやった。ケガは中途半端に直して出ても意味がないと思っていた。完全に直して早く出たかった。これだけのリハビリは初めてだった。精神的にもチームがよくなかったこともあり、きつかった。早く治るようにできることは全部やったつもり。この状況。自分より下のユウダイやユウやクスが声を出して、涙を流しながらやっていたし、先輩たちも苦しんでいるのを見ていた。でも、何もできなかった。自分がどうとかよりも、早くチームのために何とかしたいと思っていた。
── サポーターへ
攻めている時も守っている時も声は聞こえている。背中にすごく大きな力を感じている。ありがたい。こういう状態でも応援してくれるみんながいるから、僕らは頑張れる。これからもサポートをお願いしたい。一緒に戦ってほしい。

川崎フロンターレ:ジュニーニョ

── 試合を振り返って
やっと勝ち始めた。自分のことだけではなく、チームが勝つことが一番。チームの勝利があって、その後に、そこで自分がゴールを決められたらいいなと思っている。次のゲームにゴールできるよう準備したい。
── サポーターへ
本当にこうやってやっと勝ち始めたのは、サポーターのみんなのいつもの応援のおかげだと思っている。本当にいつも後押しをしてもらっている。チームにとって、選手全員にとって、みんなの応援というのは力になるもの。いつも感謝している。ありがとう。

川崎フロンターレ:小林 悠

── 試合を振り返って
タサさんがボールを受けた時に動きを止めずにいたら、タサさんがよく見てくれていた。チームとしていい形でゴールを奪えてよかった。その前にタイミングが合わない場面があったが、諦めずに足を止めず動き出しを繰り返して走った。パスが素晴らしかったので、自分としてはシュートを当てるだけだった。前半は0-0というプランだったが、前半のうちに1点取れたことはチームとしてよかった。得点の場面は崩しの時点で決まったと思うが、個人的には2点目をとれるチャンスでしっかり決めないと。もっと練習したい。だが自分のゴールでチームを勝利に導けたことはよかったと思う。僕らは中2日、相手は中5日だったので、前半はしっかりゼロに抑えようと。ブロックを作ってカウンターという作戦だったが、必ずチャンスがくると思っていたので、とにかく辛抱強くやろうとみんなで話していた。守備陣が体を張って抑えてくれたので。
── サポーターへ
勝つと気持ちいい。今日もゴール裏にはたくさんのサポーターがかけつけてくれて、声を切らさず最後まで応援してくれたことが今日の勝利につながった。これからも応援よろしくお願いします。

川崎フロンターレ:山瀬 功治

── 試合を振り返って
結果が必要な試合だった。こちらは連戦でアウェイという状況だったので、この前の山形戦と同じ形で進めるゲームプランだった。その通りに結果を出せたことはよかった。この戦い方をフルシーズンでやるというわけではないが、夏場や連戦などの状況によって柔軟に変化させられるようになればいい。もっというならば、90分間のなかでも変化をつけられるようになれば、もっと強いチームになれると思う。

川崎フロンターレ:中村 憲剛

── 試合を振り返って
試合前に監督が話していたゲームプランどおりの試合だった。アウェイでの連戦、準備期間の短さ、ナイトゲームからデイゲームといういろいろな状況が重なっていて、この前の山形戦と同じような形でやろうということになっていた。序盤はピンチもあったが、こちらが1点取ることができて、守りながらカウンターという形がうまくはまった。相手に押し込まれはしたがこちらもチャンスを作れていたし、リスク管理をしながら勝点3を取ることが最大の目標だった。集中力を切らしてシュートを打たれる場面もあったが、リキが止めてくれたし、チームで勝ち取った勝利。今日はリスクを負わないというプランがあったので、自分も晃誠もセンターを空けないことを心がけていた。だから2人ともペナルティーエリアに入り込むというよりは、後ろでサポートする感じ。甲府のストロングポイントはカウンターでもあったので、真ん中を使われないようにして相手の速攻を消すことを考えていた。

川崎フロンターレ:實藤 友紀

── 試合を振り返って
疲れた。連戦でアウェイゲームというシチュエーションだったが、前半はこちらの形にはまりきらずスペースを使われる場面があった。そこはハーフタイムで話して修正して、途中から改善できたこと、プラス勝つことができたのが収穫。甲府とか勝点差が近い状況というのは意識していたし、負けるわけにはいかなかった。個人的にはセンターバックから中2日でサイドバックということで最初は少し感覚が戻りきらなかったが、声をかけ合いながら少しずつ修正することができた。でも、最初からズレを作らずにできるのがプロだと思うし、どのポジションでもそつなくこなせるようにならないと。
── サポーターへ
今日もアウェイにたくさんのサポーターが来てくれて、自分たちを後押ししてくれた。すごく感謝しているし、最後まで諦めずに戦うというチームの力になった。

川崎フロンターレ:楠神 順平

── 試合を振り返って
守備から入るようにと。中盤でバタバタしているのでボールを落ち着かせてタメを作るように、ボールをキープするように言われた。中2日だったこともあって、こっちが引いてブロックを作ってから出ていくという形だった。みんな集中してディフェンスをできていた。ユウがいいゴールを決めてくれたし、もう1点取りたかったが、後ろは集中していた。ゼロで抑えられたことが大きい。調子もよく、身体も動いている。ファーストタッチで前を向ける。その辺が出せているかなと。もっとチームに貢献できるように得点やアシストをしていきたい。
── サポーターへ
本当に大事な試合で絶対に勝ちたかった。どんなに泥臭くてもいいと思っていた。勝点3を取れてよかった。今日もすごい声援が聞こえた。アウェイにもかかわらずたくさんの方が足を運んでくれた。集中が切れそうな時にサポーターの声援がすごく僕らの支えになっている。それで今日は0で抑えられた。次、ホームで勝ちたい。この前のナビスコのマリノス戦のように、等々力でまた期待に応えられるように頑張りたい。

川崎フロンターレ:柴崎 晃誠

── 試合を振り返って
出てくる相手に対し、プラン通りにやれた。リキがスーパービッグセーブを見せてくれた。ああいうプレーをしてくれると、前でも頑張ろうという気持ちになる。

川崎フロンターレ:田中 雄大

── 試合を振り返って
今日は中2日での試合で、相手は間が開いていた。それで久々の昼のゲームだという事もあってブロックを作って、まずは守り、点を取れればと思っていた。それが前半に取れた。ただ、前半の終わりごろに右足を打撲して、その時は痛くなかったが、ハーフタイムに戻ってきたら痛くなって。全力ダッシュとかが難しいかなと思った。それにしても勝ててよかった。本当は90分出られればよかったが、勝ったことは大きい。先につながると思う。次は天皇杯になるし、相手も変わってくる。そこに切り替えていきたい。

川崎フロンターレ:杉山 力裕

── 試合を振り返って
相手も残留に向けて切羽詰まった状況で、僕らも危機感を持って臨んだゲームだった。相手は前節G大阪に勝利し、勢いにのって今日も最初は押し込まれる展開だったが、落ち着いて跳ね返しつつ、自分たちのサッカーができていたので、自分たちの思い通りの展開になった。GKをやっている以上完封を目標にやっているし、今日はチーム全員が体をはって止めてくれたので、チーム全体で勝ち取った勝利だと思う。やっぱり失点が減っているところが、チームが自信を取り戻してきたところになっていると思う。自分たちのサッカーができている要因だと思う。相手はマイク選手の高さだけでなく、他の選手もうまくて速くて高い選手が揃っていて、気をつけなくてはいけなかったが、その中でもサイドから放り込まれるシーンが多かったので、ハイボールの対応を意識してやっていた。完封は気持ちいいもの。今日の勝利でまたチームとして前進できたと思う。
── サポーターへ
サポーターには遠くからここまで来てくれて、僕らにすごく力を貸してくれて、僕自身も守っていて声援が心強かった。サポーターの皆さんには名前を呼んでもらうだけでも、僕たちの力になるのでこれからも僕たちに力を貸してください。

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  • ビッグセーブ連発でチームを勝利に導いた、杉山選手!
  • 前半戦、落ち着いて先制点を決めた、小林選手
  • 闘いは続く

第28節アウェイ甲府戦

frontales

対戦内容

  • 天皇杯
  • 2011シーズン
  • 2回戦
  • vs.アルテ高崎

ホームゲーム

日時:2011年10月08日(土)15:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場

現在の試合状況

試合終了

更新:12/09/08 13:49

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この試合のTVオンエア情報

前節終了時の累積警告

  • 1枚 1/相澤 貴志
  • 2枚 4/井川 祐輔
  • 3枚 6/田坂 祐介
  • 3枚 8/小宮山 尊信
  • 1枚 9/矢島 卓郎
  • 2枚 10/ジュニーニョ
  • 1枚 13/山瀬 功治
  • 1枚 14/中村 憲剛
  • 1枚 16/楠神 順平
  • 2枚 20/稲本 潤一
  • 1枚 23/登里 享平

今節の出場停止

  • 3/田中 裕介
  • 17/菊地 光将

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