2011 vol.18
FW10/ジュニーニョ選手
FW10/JUNINHO
「親愛なる青いファミリーたちへ」
僕は今シーズンをもってフロンターレのユニフォームを脱ぐことになりました。川崎フロンターレというクラブで、サッカー選手としてのキャリアを積むことができたことを幸せに思います。この9年間、いろいろな出来事がありましたが、フロンターレで精一杯サッカーに取り組むことができました。いまとなっては非常に満足しています...
2011 vol.17
コーチ/寺田周平
COACH/Terada,Shuhei
「始まり。」
昨年、選手生活にピリオドを打った寺田周平は、フロンターレのトップチームコーチとして第二の人生をスタートさせた。選手から、コーチへ。新たな世界で、第一歩を踏み始めた。
2011 vol.16
FW11/小林 悠選手
FW11/KOBAYASHI,YU
「僕がシュートを打ってゴールが決まるワケ」
「チャンスは準備をしている人にしか巡ってこない。得点のチャンスもその準備をしている人にしか転がってこない。そして、それを掴めるかどうかは自分次第」。2011シーズン、ひとつのゴールをきっかけにストライカーの才能を開花させていった小林悠が、抱えていたその思いを明かす。
2011 vol.15
GK28/杉山力裕選手
GK28/Sugiyama,Rikihiro
「優しさがつくり出す強さ」
フロンターレへの加入初年度にケガに見舞われた杉山力裕は正GK争いの最中にいた昨季と開幕スタメンを勝ち取った今季と2度のケガに見舞われる。長いリハビリを必要とする、険しい道のりを乗りきれたのは諦めない気持ちと、感謝できる心があったからだった。
2011 vol.14
DF15/實藤友紀選手
DF15/Saneto,Yuki
「ひとつずつ」
秋の訪れと共に、じょじょに存在感を増してきた大卒ルーキー實藤友紀。本職のセンターバックに加え、右サイドバック、はたまた左サイドバックとさまざまなポジションを経験しながら、ピッチ上で身体能力という自分の武器を表現し始めた。大学までを過ごした四国時代は、無印の存在。ディフェンスのポジションを初めてまだ3年あまりという異色の経歴の持ち主は、着実な成長を日々、遂げている。
2011 vol.13
DF24/田中雄大選手
DF24/Tanaka,Yudai
「サッカーに恋するソクラテス」
記者席から見ていても、胸にドスンと響くようなあの左足のキック。彼は言わば今「サッカーに恋するソクラテス」ですが、ひょっとしたら、少しずつサッカーの方から彼に近づいてきているような気がしてならないのです。
2011 vol.12
MF30/大島僚太選手
MF30/Oshima,Ryota
「運命は変わる、運命を変える。」
高卒1年目ながら公式戦出場を果たし、基本技術の高さと順応性を発揮している期待の新人、大島僚太。プロのスカウトが注目しはじめたのはちょうど1年前の夏、高円宮杯全日本ユースと遅かったが、短期間で一気に頭角を現し、一度きりのプロ入りのチャンスを見事につかみ取った。
2011 vol.11
MF23/登里享平選手
MF23/Noborizato,Kyohei
「悩みさえ、幸せ。」
ルーキーイヤーは、鮮烈なデビューを飾った。苦悩の2年目。そして、サッカー人として成長を遂げた3年目の今年。ノボリの真実とは──。
2011 vol.10
DF17/菊地光将選手
DF17/Kikuchi,Kosuke
「愛すべき人たちに囲まれて」
フロンターレの一員となって今年が4年目。加入初年度から場数を踏んできた菊地光将のプレーは、 ルーキーイヤーの頃の荒削りな印象が薄れ、安定感を感じさせるものに変化してきた。 そんな菊地は、フロンターレでのプロ生活の中で大きなものを手にしていた。
2011 vol.09
DF18/横山知伸選手
DF18/Yokoyama,Tomonobu
「このままじゃ終われない」
2008年の入団して以来、順調にキャリアを重ねてきた横山知伸にとって、2010年は不完全燃焼に終わったシーズンだった。2009年のリーグ出場時間1,688分に対し、その半分にも満たない734分。それだけに今シーズンにかける思いは強かった。オフ期間も精力的に身体を動かし、練習初日の体力測定も上々の数値を記録。いい精神状態でスタートを切っている。ところが、訪れたのは、試練の日々だった。逆境と苦悩が続く中、横山知伸に生まれ始めた変化に迫った。
2011 vol.08
MF29/久木野聡選手
MF29/Kukino,Satoshi
「告白」
僕は、変わりました。サッカーに対する取組み方、考え方がガラリと変わりました。今、僕はフロンターレで点を取って結果を出す。そのことだけに集中しています。
2011 vol.07
MF20/稲本潤一選手
MF20/Inamoto,Junichi
「サッカーの体現者」
Jリーグに復帰し、フロンターレでの2シーズン目を迎えた稲本潤一。今年で32歳を迎えるが、対人守備や厳しいプレッシャーがかかる局面で見せる強烈なフィジカルコンタクトは、世界の舞台を経験した彼ならではの迫力がある。稲本といえばダイナミックなゴール前への飛び出しから印象的なゴールを決める印象が強いが、フロンターレでは守備で魅せることもできる万能型ミッドフィールダーとして存在感を示している。今回は海外に渡る前の若かりし日の稲本に焦点を当て、そのルーツ、そして日本サッカーへの思いを探る。
2011 vol.06
GKコーチ/イッカ
GK Coach/Ica
「粋━ique━」
麻生グラウンドで、毎日愛弟子のGKたちに強烈なシュートの雨あられを浴びせる「イッカさん」の履歴書を一緒に、ゆっくり読みといていくことにしましょう。
2011 vol.05
DF3/田中裕介選手
DF3/Tanaka,Yusuke
「運命を変えてきた」
経歴を並べると、順風満帆にサッカー人生を歩んできた、と言い切ってしまいそうになる。そうした経歴を前にひとつひとつのエピソードを尋ねてみると、そこには、その過程において必死に努力してきた田中裕介の真実が見えてきた。
2011 vol.04
MF19/柴崎晃誠選手
MF19/Shibazaki,Kosei
「継続のチカラ」
繊細かつ柔らかなタッチで操るボールコントロール。左右両足から繰り出せる正確なパスと高精度のミドルシュート。そして尽きることのない、圧倒的な運動量。今シーズンより加入した柴崎晃誠が、フロンターレの中盤に新しい風を吹き込んでいる。4シーズン慣れ親しんだ東京ヴェルディを離れ、新天地に挑む覚悟がそこにはあった。
2011 vol.03
GK27/安藤駿介選手
GK27/Ando,Shunsuke
「そして、僕はここにいる」
川崎フロンターレアカデミー出身。今年でプロ3年目のシーズンを迎える安藤駿介。少年の頃から等々力陸上競技場に足を運び、ピッチを駆けるトップチームの選手たちの活躍に心躍らせた。僕もトップチームの一員として、いつかあのピッチに立つ──。胸に誓った強い思い。それがサッカー選手、安藤の原点だった。
2011 vol.02
DF8/小宮山尊信選手
DF8/Komiyama,Takanobu
「献身と輝き」
豊富な運動量でサイドを縦横無尽に90分駆け抜ける。 献身的なプレーと時折放つ、派手なシュートの一撃。 天真爛漫な横顔と繊細さを併せ持つギャップ。 サポーターの心を掴んだ小宮山は、 フロンターレの欠かせない存在になった。
2011 vol.01
FW15/矢島卓郎選手
FW15/Yajima,Takurou
「雄飛のとき」
スタンドにいた楊井隆博・瀬田工監督は、目を細めていた。10年前、膳所高校で矢島を3年間指導した恩師である。「卓郎は、ああいった事が出来る。昔は、ハーフウェイラインぐらいからやっていましたね。彼の持ち味です」。懐かしい光景。記憶が蘇ってきた。